15日、フランス国営テレビ「フランス2」のバラエティー番組で、フランス代表戦で好セーブを連発した日本代表GK 川島永嗣(かわしま・えいじ)選手にの腕が4本もある合成写真を放送し、番組中で司会者のコメディアン、ローラン・リュキエ氏が「フクシマの影響ではないか」と発言し、スタジオの一般参加視聴者から拍手と笑いが起きていたことが、分かりました。

原発の影響によるなんて発言は、ジョークでもなんでもないです。
こういう発言をする人は物事の本質がまったく分かっていないですし、
それを自分の笑いのネタにしようとする発想自体が低俗です。
これはバラエティ番組のネタとして触れてはいけないものであるということぐらいも
分からないということが悲しいですね。
フランスの日本大使館は16日に、「フランス2」に対して、
「(東日本大震災や原発事故の)被災者の心情を傷つけるもので遺憾。強く抗議する」
とする文書を送達したそうです。
欧州メディアの間でも「行き過ぎ」などと問題視する見方が広がっています。
当然のことです!
川島選手自身もコメントしています。
嫌な思いをする人がたくさんいると分かってくれればいい
「フランス2」のジャン・レベイヨン代表は16日に声明で謝罪を発表しています。
「みなさんの気持ちを傷つけ、大変申し訳ない。
司会者のローラン・リュキエ氏には、日本や被災者を軽んじるつもりはなかった」
ちなみにこの問題のローラン・リュキエ氏は16日、
日本側が抗議しフランス側が謝罪したことについて「ばかげた議論だ」と発言しているようです。
問題の映像は、19:00です。
http://youtu.be/Mf-O0rD4_HE
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