3月20日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」で、ボクシング界の名選手パーネル・ウィテカーの凄いディフェンスが「新3大〇〇」で紹介されました。
ボクサーのパーネル・ウィテカー選手は、1984年にロサンゼルスオリンピックライト級で、金メダル獲得後にプロ入りします。相手のパンチをことごとく避ける「ディフェンスマスター」として人気のあった選手です。

1991年7月27日 WBA世界ライト級タイトルマッチ 対ポリ・ディアス戦
プロ27戦目に迎えた、32戦32勝の全勝の成績を誇る無敵のヨーロッパチャンピオン「ポリ・ディアス」との1戦です。

この当時ウィテカー選手は27歳、26戦中25勝の成績でした。
ヨーロッパチャンピオンのパンチを、神業でよけまくったウィテカー選手が、結果3:0で判定勝ちしました。
ディフェンスを最優先してあまり手を出さないので、判定勝ちが多く「つまらない選手」として酷評されることもありました。

1994年4月9日 WBC世界ウエルター級タイトルマッチ 対サントス・カルドナ戦
このころディフェンスにさらに磨きをかけたウィテカーは、3階級を制覇した最強ボクサーと呼ばれていた時代です。
対戦相手はWBAウエルター級世界ランキング1位の、鋭いパンチを打つ選手

ディフェンスを軸に試合を進める、カルドナ選手のパンチをよけるほどにウィテカーのディフェンスのキレがよくなり、おしょくるようにしゃがんで相手のパンチをよける事もしました。

ノリノリになったウィテカーは相手のパンチを、まるで踊っているかのように避けまくり、観客も歓喜の声を挙げます。
ボディーめがけたパンチはジャンプしてお尻でブロック

顔面めがけたパンチは、飛び跳ねて背中でブロック

お尻や背中で受けたパンチは、あまり負担にならない
観客を沸かせるキレキレの動きで、大差で判定勝ちしました。
1995年3月4日 WBA世界ジュニアミドル級タイトルマッチ 対フリオ・セサール・バスケス戦
世界でもほとんど達成されていない4階級制覇に挑んだ一戦
この階級を制覇するために体重を3kgも増やして挑むウィテカー、この体重の重さで動きの速いキレのよいディフェンスはできるのか?
対戦相手は、WBA世界ジュニアミドル級チャンピオンの凄腕

増量したにも関わらず、軽快な動きでパンチを避け続けるウィテカー、ラウンドがあがってもスタミナは下がらず、終止相手を翻弄、史上最強の守備力で4階級制覇を果たしました。

プロ通算46戦40勝で37歳で引退、史上最高のディフェンス選手として今でも語り継がれています。
日本ではあまり知られていないボクサーでしたが、世界では史上最高の守備力が絶賛されていたボクサーでした。現在は、コーチをしているそうです。
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